2020.11.06
ENERGY, NEWS
本フォーラムは終了いたしました。
多数の皆さまのご視聴をいただき、どうもありがとうございました。
提言書の公開および当日動画の配信(オンデマンド配信)については、近日中にこちらのページでご案内の予定です。
フォーラムに関するご質問・お問合せ先
日立東大ラボ エネルギー・プロジェクト事務局:
20210118forum [at] ht-lab.ducr.u-tokyo.ac.jp
フォーラム内容に関するご質問については、後日、こちらのページで回答させていただきます。
開催概要
日立東大ラボ・産学協創フォーラム
「Society 5.0を支えるエネルギーシステムの実現に向けて」(第3回)
~2050年カーボンニュートラルに向けた
エネルギーシステムおよび社会技術シナリオの構築による価値創造~
【日時】2021年1月18日(月) 13:00 – 17:30
【開催方法】オンライン
【主催】日立東大ラボ
【言語】日本語
【趣旨】
東京大学と日立製作所は、人類に豊かさをもたらす「Society 5.0」の実現に向けたビジョンを創生して、イノベーションを創造するため、「産学協創」の新たなスキームの下、2016 年 6 月 20 日、東京大学内に「日立東大ラボ」を設置した。活動分野の一つとして、エネルギー分野を対象に、将来のエネルギーシステム像、および、その実現に必要となる政策・制度的シナリオと評価プラットフォームの重要性を検討し、過去2回の提言書発行と公開討論を通じて活動内容を共有してきた。今年度は、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが世界的に加速する中、日本も政策目標として表明したこの課題を、「2050 年のめざす姿への具体的な取り組みとしての社会技術シナリオ」を検討している。また、「シナリオの技術的・経済的な観点での妥当性評価に加えて、政策・制度やエネルギーが人々の暮らしにもたらす価値観」について議論している。今般、上記の環境・エネルギー分野の検討結果を提言書第三版としてまとめた。本フォーラムでは、その内容を紹介するとともに、様々な関係者との議論を通じて問題意識を共有する。
当日の会議の模様は、終了後、期間限定でオンデマンド配信の予定です。詳細は後日、こちらのページでお知らせいたします。
プログラム フライヤー(PDF)
※プログラムは、予告なく変更される場合がございます。
ファシリテータ
吉村 忍 東京大学 副学長・大学院工学系研究科 教授・日立東大ラボ長
松岡 秀行 日立製作所 研究開発グループ 基礎研究センタ 主管研究長
13:00-13:10<開会挨拶>
五神 真 東京大学 総長
中西 宏明 日立製作所 取締役会長 執行役
<日立東大ラボからの報告>
13:10-13:50【昨今の環境・エネルギーにおける変化とカーボンニュートラルに向けた長期的対応】
(1)「活動方針の概要と提言書概要」
吉村 忍 東京大学 副学長・大学院工学系研究科 教授・日立東大ラボ長
「コロナ禍を踏まえた環境・エネルギーのグローバル動向」
森田 歩 日立製作所 研究開発グループ テクノロジーイノベーション統括本部 副統括本部長
(2)「2050年カーボンニュートラルに向けた社会技術シナリオ」
城山 英明 東京大学 未来ビジョン研究センター 副センター長・公共政策大学院 教授・大学院法学政治学研究科 教授
鈴木 朋子 日立製作所 研究開発グループ 技師長
13:50-14:00 休憩
14:00-15:15【電力・エネルギーシステムの方向性~2050年からのバックキャスティング~】
(1) 「電力基幹システムの課題と2030年に向けたアクション」
横山 明彦 東京大学 大学院工学系研究科 教授
渡辺 雅浩 日立製作所 研究開発グループ エネルギーイノベーションセンタ 主管研究員
(2) 「持続可能な地域社会に向けたエネルギーの協調メカニズム」
荻本 和彦 東京大学 生産技術研究所 特任教授
伊藤 智道 日立製作所 研究開発グループ エネルギーイノベーションセンタ 研究主幹
(3) 「カーボンニュートラルにおける社会経済的課題と構造転換」
大橋 弘 東京大学 公共政策大学院 院長
小野田 学 日立製作所 エネルギー業務統括本部 経営戦略本部 主任
15:15-15:35 休憩・質問の受付
<パネルディスカッション>
15:35-16:25 第一部:「2050年カーボンニュートラル社会を見据えた挑戦」
気候変動問題は世界の共通認識・課題となり、2020年カーボンニュートラル化を宣言する国々が多数登場した。2050年のカーボンニュートラルを実現するためには、電力・運輸・産業・ビル/住宅など、全ての分野で脱炭素化を推進する取り組みが必要であり、技術的にも、政策・制度面でも大きなチャレンジである。エネルギーの価値「3E+S」のバランスが変わってきたとも言える。こうした状況の変化において、我々はどのような社会をめざすべきか。実現のための課題は何か。それらをどのように解決すべきか。これらについて、グローバルな視点・国際関係を含めて議論する。
モデレータ:
吉村 忍 東京大学 副学長・大学院工学系研究科 教授・日立東大ラボ長
楠見 尚弘 日立製作所 研究開発グループ エネルギーイノベーションセンタ センタ長
パネリスト(敬称略):
岡本 浩 東京電力パワーグリッド(株) 取締役副社長
荻本 和彦 東京大学 生産技術研究所 特任教授
関谷 毅史 環境省 地球環境局 総務課長
森本 将史 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 電力供給室 室長
山地 徹 清水建設(株) 代表取締役副社長 副社長執行役員
山田 竜也 日立製作所 エネルギー業務統括本部 経営戦略本部 担当本部長
16:25-16:30 休憩
16:30-17:20 第二部:「Society 5.0 のエネルギーシステムと新たな価値」
Society 5.0は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムによって、経済発展と社会課題の解決を両立する人間中心社会である。そこではデータが重要な役割を果たし、データドリブンによって様々な価値が提供される。エネルギーシステムについても同様であり、ここではネットゼロへの移行をより広い社会的コンテクストから捉えながら、その将来像と乗り越えるべき課題について検討する。特に、(1)都市における人々の生活の変容やデータに基づく市民参加のあり方、(2)金融、サプライチェーンにおける脱炭素化と産業構造の変革、(3)エネルギーにかかわる社会的合意や意思決定のあり方などに注目しながら、将来のエネルギーシステムに求められる新たな価値について議論する。
モデレータ:
城山 英明 東京大学 未来ビジョン研究センター 副センター長・公共政策大学院 教授・大学院法学政治学研究科 教授
鈴木 朋子 日立製作所 研究開発グループ 技師長
パネリスト(敬称略):
木南 陽介 (株)レノバ 代表取締役社長 CEO
高瀬 香絵 (一社)CDP Worldwide-Japan シニアマネージャー
松本 幹雄 日産自動車(株) 総合研究所 EVシステム研究所 エキスパートリーダー
吉村 有司 東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授
17:20-17:30<閉会挨拶>
藤井 輝夫 東京大学 理事・副学長
鈴木 教洋 日立製作所 執行役常務 CTO 兼 研究開発グループ長