近年、ビッグデータによって社会インフラ・サービスに関する情報が収集可能になってきているばかりでなく、IoT(Internet of Things)の普及によって、サービス利用者・提供者間での双方向性のあるサービスが実現されつつある。例えば、カーシェアリング等に代表されるシェアリングエコノミーなどを基盤とするソフトインフラ施策には、双方向性を前提とした技術が織り込まれており、このような技術を効率的に利用した都市デザインを行うことが期待されている。
このようなデザインを行うためには、様々なビッグデータを取り扱ったうえで、都市やそこに住む人々にかかわる様々な施策やサービスを評価するための情報基盤が必要となる。
・さまざまなセグメンテーションでの生活の質の評価
・双方向性のある、はやいデータサイクルでのサービス評価
・ステークホルダー間の知識共有
などを実現するために必要になる基盤として、都市にかかわるビッグデータを有機的に組み合わせ、都市での人々の活動をシミュレーションするとともに、都市の活動実態をわかりやすく可視化するための情報基盤の仕組みを構築している。