日立東大ラボ・産学協創フォーラム
「『第2回Society 5.0の実現に向けたハビタット・イノベーションシンポジウム』 課題解決から価値創造の次世代スマートシティへ」 を開催しました。

本フォーラムは終了いたしました。
多数の皆さまのご参加をいただき、どうもありがとうございました。

パネルディスカッションの内容は雑誌「月刊事業構想」(2020年3月号)にも掲載されています。
https://www.projectdesign.jp/202003/urban-future-and-new-business/007496.php

発行日
2020年2月1日(土)
発行元
事業構想大学院大学出版部
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開催概要
日立東大ラボ・産学協創フォーラム
「第2回Society 5.0の実現に向けたハビタット・イノベーションシンポジウム」
課題解決から価値創造の次世代スマートシティへ


[提言パンフレット]Society 5.0の実現に向けたハビタット・イノベーション
社会実装に向けた課題と提言
[PDF]

【日時】2020年1月8日(水)
展示:11:00~13:40
本会議(報告・パネルディスカッション):14:00~17:00
(開場:11:00 受付開始:13:00)
【会場】一橋大学一橋講堂および中会議場(学術総合センター2階・東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
交通アクセス:http://www.hit-u.ac.jp/hall/accessjp.html[PDF] 【主催】日立東大ラボ
【言語】日本語

プログラム  [ポスタ]

11:00-13:40 【展示】(会場:中会議場)「次世代スマートシティ実現へ向けて」

1.都市マネジメント
:サステナブルインフラ
・【提言書/ポスタ】インフラ維持管理 [提言:Society 5.0時代の持続的社会インフラ運営] ・【映像デモ/ポスタ】サステナブルインフラ提言紹介映像:「サステナブルな地域社会を創造するインフラマネジメント」提言紹介
:脱炭素 x QoL ビルマネジメント
・【ポスタ】要素研究紹介
・【映像デモ/ポスタ】エネルギー × ライフマネジメント コンセプト映像:「脱炭素化とQoL向上を両立するビルマネジメント」研究紹介
・【実機デモシステム】エネルギー × ライフマネジメント デモシステム
2.地域創生: データ駆動型都市プランニング
・【ポスタ】ステークホルダワークショップ事例(松山市)
・【ポスタ】事前復興(四国西南)
・【実機デモ/ポスタ】CityScope (松山市、豊洲)
3.スマートシティの実践 ~柏の葉スマートシティモデル~
・【ポスタ】柏の葉スマートシティコンソーシアム
・【映像デモ】柏の葉スマートシティ プロモーション映像
・【模型】柏の葉地域模型
4.都市政策・評価: People-centric Smart City
・【ポスタ】KPIリンク解説
・【ポスタ】KPIリンクをベースにした都市分類、分析(柏の葉、福岡、松山)
・【ポスタ】データ利活用に対する受容に関する社会心理学的観点からの分析、検証
・【映像デモ】People-centric Smart Cityビジョン映像
5.元気高齢社会: 次世代地域包括ケアシステム
・【ポスタ】フレイル予防/シミュレーション、模擬住居、生活、行動言語化
・【提言書/ポスタ】フレイル予防:レセプトデータx地域包括ケア [提言書] 6.ビッグデータ: 知識集約型システム
[ポスタ]
・【ポスタ】KPIリンクをベースにしたサービス開発を支える都市データ連携プラットフォーム
・【提言書/ポスタ】都市データ連携を実現する都市情報銀行の提案 [提言書] ・【映像デモ/ポスタ】東京都 官民連携データプラットフォーム構想におけるQoL (Quality of Life) 向上施策(時間用途把握,テレワーク/時差通勤提案・効果予測)
7.Social Impact Design:「下町」の暮らしから都市データを捉えなおす
・【ポスタ】日立製作所ビジョンデザインプロジェクトが中心となり推進するSocial Impact Designの活動紹介
・【ポスタ】「共助」を支えるためのしくみについてのデザイン・コンセプト作成/実証(東京東部 高自然災害リスクエリア)
・【ポスタ】2月の発信イベント

14:00-17:10 【本会議】(会場:一橋講堂)

14:00-14:05 <開会挨拶>小島 啓二(日立製作所 代表執行役 執行役副社長)

第1部「ハビタット・イノベーションプロジェクト3年間の活動報告」
14:05-14:20 ◆Part 1 プロジェクト全体像
出口 敦(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)

14:20-15:00 ◆Part 2 QoL向上をめざすデータ活用の課題と展望
ファシリテーター:谷 繁幸 (日立製作所 研究開発グループ 社会システム研究部長)
脱炭素化とQoL向上を両立するビルマネジメント
赤司 泰義(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
サステナブルな地域社会を創造するインフラマネジメント
牧原 出(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)
健康長寿社会をめざしたʼʼSmart Active Agingʼʼの実現
飯島 勝矢(東京大学 高齢社会総合研究機構 教授)

15:00-15:40 ◆Part 3 次世代スマートシティを支える都市OS構築とデータ活用の受容性
ファシリテーター:鍛 忠司(日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 主管研究員)
「データ駆動型都市プランニングの今〜東京2050の実践から〜」
羽藤 英二(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
ビッグデータを用いた都市システムデザイン基盤の構築
柴崎 亮介(東京大学 空間情報科学研究センター 教授)
データ利活用に対する受容性に関する社会心理学的観点からの分析
唐沢 かおり(東京大学 大学院人文科学系研究科 教授)

15:40-15:55 <休憩>

15:55-16:55 第2部 パネルディスカッション「課題解決から価値創造へと向かう次世代スマートシティの実装」
コーディネーター:出口 敦(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)
パネリスト(五十音順):
石井 朋紀氏(松山市 都市整備部 まちづくりデザイン推進官)
山下 和則氏(三井不動産株式会社 執行役員・柏の葉街づくり推進部長)
中北 浩仁(日立製作所 執行役常務(アジア・パシフィック地域戦略担当)兼 日立アジア社・日立インド社 取締役会長)
大隅 英貴(日立製作所 ライフ事業統括本部 デジタルフロント事業本部長)

16:55-17:00 <閉会挨拶>吉村 忍(東京大学 副学長・大学院工学系研究科 教授)

17:10-19:00 懇談会

開催趣旨

日立東大ラボは、2016年6月の設立以来、企業の持つ技術開発力と大学の持つ知の力を組み合わせた研究開発を通じ、Society 5.0の実現に向けたビジョン創出、技術開発を進めて参りました。わが国の政府も「スーパーシティ」構想を公表し、「スマートシティモデル事業」を始動させるなど、Society 5.0の考え方を実装する動きは益々活発化しています。

昨年6月に開催した第1回シンポジウムでは、端緒についたハビタット・イノベーションプロジェクトの取組みをご紹介しましたが、第2回となる本シンポジウムでは、最新の成果を紹介すると共に、ハビタット・イノベーション(居住からの変革)によるSociety 5.0の実現に向けた課題や展望についての議論を深めることをめざします。

地域の課題解決から新たな価値創造へと向かう次世代スマートシティの実装にあたり、ステークホルダー間の連携・協創を加速させ、構想を国際社会に展開するための新たな一歩を踏み出すことを目的に開催するものです。

日立東大ラボ・産学協創フォーラム 「Society5.0を支える電力システムの実現に向けて」(第2回) を開催しました。

2019年4月17日(水)に標記フォーラムを開催いたしました。

【提言書/Proposal】
「Society5.0を支える電力システムの実現に向けて」 第2版(日本語)
「Toward Realizing Electricity Systems to Support Society 5.0」 Ver.2(英語)

【日時】2019年4月17日(水) 13:00 – 17:10
【会場】安田講堂 大講堂 (東京大学本郷キャンパス)
【主催】日立東大ラボ

【プログラム】
ファシリテータ
吉村 忍  東京大学 副学長・大学院工学系研究科 教授
松岡 秀行 日立製作所 研究開発グループ 主管研究長 兼 日立東大ラボ長
13:00-13:20 <開会挨拶>
五神 真  東京大学 総長
中西 宏明 日立製作所 取締役会長 執行役
13:20-14:20 <特別講演>
Environmental footprint of electric vehicles
Marco Miotti, Trancik Lab, Massachusetts Institute of Technology (trancik.mit.edu).
次世代電力需給プラットフォーム
根本 孝七 一般財団法人電力中央研究所 特任役員 エネルギーイノベーション創発センター所長
14:20-15:25 <日立東大ラボからの報告>
(1) 提言書の総論(全体像)
吉村 忍  東京大学 副学長・大学院工学系研究科 教授
(2) 提言内容の紹介
WG1 社会全体のエネルギーシステムを評価するプラットフォームおよびデータの概念設計
横山 明彦 東京大学 大学院工学系研究科 教授
佐藤 康生 日立製作所 研究開発グループ エネルギーイノベーションセンタ エネルギーマネジメント研究部 部長
WG2 長期エネルギーシナリオとSociety 5.0を実現するエネルギーの制度・政策
大橋 弘  東京大学 公共政策大学院 副院長・大学院経済学研究科 教授
中沢 健二 日立製作所 次世代エネルギー協創事業統括本部 戦略企画本部 マーケティング・戦略部 担当部長
15:25-15:50 <休憩>
15:50-17:00 <パネルディスカッション> 
「地域創生や地域活性化なども踏まえた新しいエネルギーシステムの実現」
モデレータ:
吉村 忍  東京大学 副学長・大学院工学系研究科 教授
森田 歩  日立製作所 研究開発グループ テクノロジーイノベーション統括本部 副統括本部長
パネリスト:
石田 建 一    積水ハウス(株) 常務執行役員 環境推進部長
岩船 由美子 東京大学 生産技術研究所 特任教授
上田 悦紀  一般社団法人日本風力発電協会(JWPA) 国際・広報部長
奥山 祐矢  環境省 地球環境局 地球温暖化対策課長
戸田 直樹  東京電力ホールディングス(株) 経営技術戦略研究所 チーフエコノミスト
林屋 均   東日本旅客鉄道(株) 鉄道事業本部 電気ネットワーク部 次長
曳野 潔   資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 電力基盤整備課長
山田 竜也  日立製作所 次世代エネルギー協創事業統括本部 戦略企画本部 本部長
17:00-17:10 <閉会挨拶>
鈴木 教洋 日立製作所 執行役常務 CTO 兼研究開発グループ長

【開催概要】

データ駆動型社会を支えるエネルギーシステムとして、基幹システムと地域社会が協調する世界を目指している。
今回は、「社会全体のエネルギーシステムを評価するプラットフォームとデータの概念設計」および「政策・制度的シナリオの策定」の2テーマを軸に検討を深めた成果を紹介すると共に、地域創生を促進する新しいエネルギーシステムの実現に向けた問題意識を共有することを目的として開催した。

日立東大ラボの取組みを紹介する英文パンフレットを公開中です。

日立製作所がイギリスの経済誌 The Economist ウェブサイト内に設けた特設サイトにおいて、日立東大ラボの取り組みを紹介するパンフレット ‘Realizing Society 5.0 through “Habitat Innovation”‘が公開されています。
(2019年3月までの期間限定)

特設サイトへ

パンフレットのダウンロードはこちら

 

書籍「Society(ソサエティ)5.0 人間中心の超スマート社会」を日本経済新聞出版社より出版しました。

【情報】

日立東大ラボ 編著 『Society(ソサエティ)5.0 人間中心の超スマート社会』
日本経済新聞出版社
発売日:2018年10月26日
ISBN:978-4-532-35788-7
並製/四六判/312ページ

出版社の紹介ページへ

【目次】

はじめに

第1章 〝Society 5.0〟とは
1-1〝Society 5.0〟へのアプローチ
1-2 サイバー空間とフィジカル空間の融合
1-3 知識集約型社会
1-4 データ駆動型社会
1-5 〝Industry 4.0〟と〝Society 5.0〟

第2章 居住からの変革「ハビタット・イノベーション」
2-1 日本が直面する社会課題
2-2 ハビタット・イノベーションのフレームワーク
2-3 主要社会課題に対するハビタット・イノベーションのフレームワークの適用

第3章 スマートシティから〝Society 5.0〟へ
3-1 スマートシティとは
3-2 エネルギーマネジメントのスマート化
3-3 日本のスマートコミュニティ・スマートシティ
3-4 サステイナブルな都市とスマートシティ
3-5 市民主導のスマートシティから〝Society 5.0〟へ

第4章 都市のデータ化とサービスの連携
4-1 都市情報連携のめざすもの
4-2 都市システムの共生:共生自律分散システム
4-3 個人情報の保護:秘匿分析技術
4-4 幸福感の計測:IoTからIoH(Human)へ

第5章 社会課題解決への産学協創アプローチ
5-1 〝Society 5.0〟で都市はどう変わるか
5-2 人生100年時代を支えるハビタット環境をつくる
5-3 脱炭素社会とエネルギー × ライフのマネジメント
5-4 地域創生とデータ駆動型プランニング

第6章 貨幣価値社会から非貨幣価値社会へ
6-1 データ駆動型社会と非貨幣価値社会
6-2 〝Society 5.0〟におけるデジタルプラットフォーム
6-3 データ駆動型社会におけるキャッシュの役割
6-4 私有から共有へ――資本主義のその先にある豊かさ
6-5 〝Society 5.0〟と〝Human Co-becoming〟

第7章 対談 「知」の協創により豊かな未来社会を拓く
――社会変革を牽引するイノベーションエコシステムの構築
五神真 東京大学総長/中西宏明 日立製作所取締役会長

第8章 課題と展望
8-1 幸福への課題:個と社会の調和に向けて
8-2 〝Society 5.0〟の意義と展望

おわりに

日立東大ラボの取組みについての動画を公開しました。

10/18(木)Hitachi Social Innovation Forum(於・東京国際フォーラム)で開催されたセミナー「日立東大ラボによるSociety 5.0の実現に向けたハビタット・イノベーション」において、日立東大ラボの取組みを紹介しました。

1. 日立東大ラボがめざす Society 5.0 の都市ビジョン
2. まちづくりへのデータ活用事例 (松山市の取り組み)
出口 敦  東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授(日立東大ラボ長)
古谷 純  株式会社 日立製作所 研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタ

紹介動画はこちら

日立東大ラボ・産学協創フォーラム 「Society 5.0の実現に向けたハビタット・イノベーション」を開催しました。


【プログラム】
1. 開会挨拶

鈴木 教洋      日立製作所 執行役常務 CTO 兼研究開発グループ長

2. 招待講演

「Society 5.0実現へ向けた課題と社会イノベーション」

紺野 登      多摩大学大学院 教授

3. ビデオ講演

「Activity of World Economic Forum Center for the Fourth Industrial Revolution」

Sheila Warren, Head of Blockchain and Distributed Ledger Technology(世界経済フォーラム)

Anne Toth, Head of Data Policy(世界経済フォーラム)

4. 展望と取組
4.1「日立東大ラボがめざすSociety 5.0の都市ビジョン」

出口 敦           東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授(日立東大ラボ長)

鮫嶋 茂稔        日立製作所 テクノロジーイノベーションセンタ 副統括本部長

4.2「脱炭素社会に向けた都市エネルギー・ライフマネジメント」

赤司 泰義         東京大学 大学院工学系研究科建築学専攻 教授

吉本 尚起         日立製作所 基礎研究センタ 主任研究員

4.3「人生100年時代の多様な生き方を支える都市環境」

大方 潤一郎      東京大学 高齢社会総合研究機構長/大学院工学系研究科都市工学専攻 教授

牧 敦              日立製作所 基礎研究センタ 主管研究員

4.4「地域創生のためのデータ駆動型プランニング」

羽藤 英二        東京大学 大学院工学系研究科社会基盤学専攻 教授

古谷 純           日立製作所 東京社会イノベーション協創センタ 主管デザイナ

4.5 「Society 5.0実現のためのデータ連携プラットフォーム」

柴崎 亮介       東京大学 空間情報科学研究センター 教授

川村 俊二       日立製作所 システムイノベーションセンタ リーダ主任研究員

5. パネルディスカッション
「データ駆動型社会における都市と居住のイノベーション」

○コーディネーター:

出口 敦

松岡 秀行  日立製作所 基礎研究センタ 主管研究長(日立東大ラボ長)

○パネリスト: (五十音順)

太田 直樹   New Stories代表

甲斐 隆嗣  日立製作所 社会イノベーション推進本部 本部長

鹿志村 香  日立アプライアンス 取締役

唐沢 かおり   東京大学 大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻 教授

矢野 和男       日立製作所 フェロー

渡辺 努          東京大学 大学院経済学研究科経済専攻 教授

6. 閉会挨拶

吉村 忍          東京大学 副学長

【開催趣旨】
日立東大ラボでは、企業の持つ技術開発力と大学の持つ知の力を組み合わせた研究開発を通じ、居住からの変革= “ハビタット・イノベーション” によるSociety 5.0 のビジョンの検討、実現に向けた理論や方法についての研究、および関連技術の開発を進めております。
日立東大ラボで得られた知見に基づくSociety 5.0のビジョン、技術開発の考え方、現代の都市が抱える課題解決に向けた新たな取組みを紹介すると共に、産学官の連携や工学、人文科学、社会科学の知見を合わせた産学協創の可能性を議論したいと考え、本フォーラムを開催いたしました。